アラック
皆さんは、「アラック」をご存知でしょうか。
飲んだことがある人も多いかと思いますが、どんなお酒かよくわからないという人もいるのではないかと思います。
この記事では、「アラック」の意味を解説させていただきます。
アラックとは
アラックとは、中近東のイラクやシリアを中心とし、おもにエジプトやスーダンなどの北アフリカで昔から伝わってきた蒸留酒です。
「酒に少々の水を混ぜる」という意味のアラビア語が元になっています。アルコール濃度は、高品質のものだと60%ぐらいになります。
アラックの歴史
アラックの歴史は、蒸留技術が始まりです。ギリシャでは海水を蒸留して真水にする技術が生まれました。
飲み水を確保するためです。
その技術をエジプトやアラブ諸国に住んでいる人達が酒づくりに応用します。
ナツメヤシの樹液を蒸留させて、アラックを誕生させました。
アラックの製法
アラックの製法は、もともとナツメヤシやブドウなど糖度の高い果実を発酵させ蒸留させていました。
しかし各地に伝わってからは米やヤシの葉、サトウキビなど。
その土地由来の植物を蒸留させたアラックがつくられるようになりました。